毎日のようにゲームをプレイしていると、有線ヘッドセットの重さで首や肩が疲れてしまったり、ケーブルが腕に当たって煩わしく感じたりすることがありますよね。長時間の装着で頭が圧迫されたり、耳の周りが蒸れて不快になったりして、もっと身軽にゲームに没頭したいと思う方も多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解決してくれるのがワイヤレスのゲーミングイヤホンです。ただ、いざゲーミングイヤホンの無線でおすすめのモデルを探そうとすると、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。特に気になるのが、映像と音がズレてしまう問題だと思います。遅延なしで快適にプレイできるのか、ボイスチャットをクリアにするマイク性能はどうなのか、PS5やSwitch対応のモデルはあるのか、あるいは安い価格で買えるコスパの良いものはないのかと、気になるポイントがたくさんあるはずです。
そこで今回は、ゲーミングイヤホンにおける無線の選び方から、各ゲームジャンルに最適な機能までを徹底的に解説していきます。この記事を読めば、あなたのプレイスタイルや環境にぴったり合う最高の一台が必ず見つかり、日々のゲーム体験がさらに快適で楽しいものに変わるはずです。
記事のポイント
- 無線イヤホンで音の遅延をなくすための正しい通信方式の選び方
- クリアなボイスチャットを実現するマイク性能の仕組みと注意点
- 遊ぶゲームジャンルや接続機器に合わせた最適なモデルの見つけ方
- 予算や目的に応じたおすすめのワイヤレスゲーミングイヤホンの特徴
おすすめの無線ゲーミングイヤホンの選び方
ここからは、無線のゲーミングイヤホンを選ぶ際に絶対に押さえておきたいポイントを詳しく解説していきます。ワイヤレスデバイスは年々進化していますが、ただ音楽用の高音質なイヤホンを買えばいいというわけではありません。ゲームという特殊な環境で勝つため、そして楽しむためには、遅延の少なさやマイクの仕様など、ゲーミングデバイスならではの選び方の基準があるんですよ。
遅延なしを実現する通信方式と基準
ワイヤレスイヤホンをゲームに使うとき、一番不安なのが「映像と音のズレ(遅延)」ですよね。FPSや格闘ゲーム、リズムゲームなど、コンマ数秒の反応が勝敗を分けるゲームでは、この遅延が命取りになってしまいます。
Bluetooth接続と2.4GHzドングル接続の違い
ワイヤレスイヤホンの接続方式には、大きく分けて「Bluetooth接続」と「2.4GHz専用ドングル接続」の2種類があります。
普段スマートフォンで音楽を聴くときに使っているBluetooth接続は、バージョンが5.2や5.3へと進化し、かなり安定してきています。しかし、汎用的な通信規格であるため、どうしても100msから200ms(0.1秒〜0.2秒)ほどの遅延が発生してしまうんですね。動画を見るくらいなら気になりませんが、足音を聴いて敵の位置を判断するようなシビアなゲームには、正直なところ不向きかなと思います。
そこで現在のゲーミングイヤホンの主流となっているのが、2.4GHz帯域を利用した専用のUSBドングル(トランシーバー)による接続です。PCやPS5、SwitchのUSBポートに小さな受信機を直接挿して通信する仕組みですね。このドングルを使うことで、遅延を極限まで減らし、有線イヤホンとほとんど変わらない感覚でプレイできるようになります。本気でゲームをやるなら、この「ドングル接続」に対応しているかどうかが、選び方の最重要ポイントですよ。ちなみに、日本国内でこうした無線機器を安心・安全に使用するためには、電波法に基づく技術基準に適合していることを示す技適マークがついている製品を選ぶことも大切です。(出典:総務省 電波利用ポータル『技適マークのQ&A』)

遅延時間(レイテンシー)の目安
実際にどれくらいの遅延なら快適に遊べるのか、分かりやすい基準を見てみましょう。製品のスペック表には「ms(ミリ秒)」という単位で遅延時間が書かれていることが多いです。
| 遅延時間 (ms) | ユーザーの体感レベル | 適したゲームジャンルおよび用途 |
|---|---|---|
| 20ms以下 | 有線接続とほぼ区別がつかない極めて優秀な水準 | プロゲーマー向け、FPS競技ゲーム、極めてシビアなリズムゲーム |
| 20〜40ms | わずかなズレが存在するがプレイに致命的な支障はない | 一般的なゲーミング用途、アクションゲーム、カジュアルな対戦ゲーム |
| 40〜60ms | 敏感なプレイヤーは違和感を覚え、FPSでは不利になる | カジュアルゲーム向け、RPG、アドベンチャーゲーム、映像視聴 |
| 60ms以上 | 明確な音ズレを感じ、操作と音の乖離がストレスとなる | ゲーム用途としては非推奨(音楽鑑賞や一般的な動画視聴程度) |

あなたが「遅延なし」の快適さを求めているなら、実質的には40ms以下、FPSなどで上位ランクを目指すなら理想として20ms以下の性能を持つイヤホンを選ぶのが正解です。
ボイスチャットを快適にするマイク性能
Apex LegendsやVALORANTなどのチーム戦では、仲間とのボイスチャット(VC)が必須ですよね。しかし、ワイヤレスイヤホンのマイク性能には、意外と知られていない大きな落とし穴があるんです。
Bluetooth特有の「音質劣化問題」とは

注意:BluetoothイヤホンでVCをするとゲーム音が劣化する!
一般的な音楽用のBluetoothイヤホンをPCやゲーム機に繋いでボイスチャットを始めると、突然ゲームのBGMや足音が「電話越しのようなくぐもった音」に変わってしまった経験はありませんか。
これは故障ではなく、Bluetoothの規格上の仕様なんです。マイクをオンにすると、高音質な音楽用のプロファイル(A2DP)から、通話用の低帯域なプロファイル(HFP: Hands-Free Profile)に強制的に切り替わってしまうんですね。これでは、綺麗なグラフィックのゲームを遊んでいても、音がスカスカで台無しになってしまいます。ただし、今後は次世代の通信規格によって、こうしたワイヤレスオーディオの音質や機能の課題がさらに改善されていくことも期待されています。(出典:Bluetooth SIG『LE Audio』)
2.4GHzドングルならマイクを使っても高音質
この問題を根本から解決してくれるのも、先ほど紹介した2.4GHzドングル接続です。専用の通信規格を使っているので、Bluetoothのようなプロファイルの強制切り替えが起こりません。つまり、高解像度なゲームの音(足音や環境音)を綺麗なまま聴きながら、同時に遅延のないクリアな声で仲間と会話ができるんです。これが、「ゲーム専用のワイヤレスイヤホン」を強くおすすめする最大の理由なんですよ。
マイクのノイズキャンセリング機能も重要
イヤホンは口元からマイクが離れているため、どうしてもキーボードの打鍵音や扇風機の音など、周りの環境音を拾いやすいという弱点があります。最近のハイエンドモデルでは、ENC(環境ノイズ低減)機能や、さらに進んだ骨伝導センサーとAIを組み合わせたノイズキャンセリングが搭載されているものもあります。頭骨の振動から自分の声だけを正確に拾ってくれるので、ボイスチャットの相手に「タイピング音がうるさい」と怒られることもなくなりますよ。


PS5やSwitch等のデバイス互換性
あなたがメインでプレイしているハードはなんでしょうか。PC、PS5、Nintendo Switch、あるいはスマートフォンやMeta QuestなどのVRデバイスかもしれませんね。ゲーミングイヤホンを選ぶときは、自分が持っているデバイスにしっかり対応しているかを確認することがとても大切です。
ドングルの端子とプラットフォームの相性
2.4GHz接続用のドングルは、多くの場合「USB Type-C」端子を採用しています。最近のPCやPS5、Switch、Androidスマホであればそのまま挿して使えますが、USB Type-Aのポートしかない古いPCなどで使う場合は、変換アダプタが付属しているかどうかもチェックしておきましょう。
また、PS5で遊ぶことが多いなら、PS5の3Dオーディオ機能と相性が良いモデルや、システムと完全に連動するPlayStationの純正デバイスを選ぶと、設定の煩わしさがなく安定してプレイできるのでおすすめですよ。
マルチポイントやデュアル接続の便利さ
最近のトレンドとして、「2.4GHzドングル接続」と「Bluetooth接続」の両方に対応したモデルが増えています。ゲームをするときはPCにドングルで繋いで遅延なしでプレイし、外出先ではスマホにBluetoothで繋いで音楽を聴く、といったシームレスな使い分けができるんですね。
また、PCでゲームの音を聴きながら、スマホのDiscordアプリでボイスチャットをする、といった器用な使い方ができるモデルもあります。複数デバイスを行き来する方にとって、この機能はQOL(生活の質)を爆上がりさせてくれるかも。
ジャンルで変わる音質と定位感の選び方
ゲームのジャンルによって、イヤホンに求める音の性質は全く違ってきます。自分が一番長く遊ぶゲームに合わせてチューニングされたものを選ぶのが、上達への近道です。

FPS・バトロワは「定位感」が命
FPSやバトロワ系ゲームでは、敵がどこから近づいてきているのか、どこで銃撃戦が起きているのかを音で察知する「定位感(空間の把握能力)」が最重要です。低音が強すぎると爆発音で足音が掻き消されてしまうため、中高音域がクリアに調整されたモデルを選ぶのが鉄則です。
イコライザー(EQ)で自分好みに調整
多くのゲーミングイヤホンには、スマホやPCで使える専用のアプリが用意されています。これを使って特定の音域(足音が鳴る帯域など)を強調することで、劇的に索敵がしやすくなりますよ。
RPGやアクションは「没入感と迫力」
一方で、オープンワールドのRPGやアクションゲーム、映画のようなアドベンチャーゲームを楽しむなら、空間の広がりや重低音の迫力があるモデルが向いています。風の音や街の喧騒など、その世界に入り込んだような臨場感を味わえる音響特性を持ったイヤホンを選ぶと、ゲーム体験がより豊かになりますね。もし、ゲーム環境全体の没入感をさらに高めたい場合は、ゲーミングモニターは4Kの32インチがおすすめ!の記事で紹介しているような大画面・高画質モニターと組み合わせるのも最高ですよ。
疲労を防ぐ装着感とバッテリー持続時間
ワイヤレスイヤホンを選ぶ大きな理由のひとつが、「長時間のプレイでも疲れないこと」だと思います。重いヘッドセットによる肩こりや、イヤーパッドによる耳周りの蒸れから解放されるのは、本当に最高ですよ。

軽さとフィット感(エルゴノミクス)
イヤホンは片耳わずか数グラムしかないので、身体への負担は劇的に減ります。ただ、耳の穴に直接入れるカナル型が主流のため、耳の形に合うかどうかが重要です。複数のサイズのイヤーピースが付属しているか、人間工学に基づいたフィットしやすい形状になっているかを確認しましょう。最近では、耳の形に合わせてイヤーチップが自動で成形されるような、すごい技術を採用したモデルも登場しています。
バッテリー切れへの対策
無線の唯一の弱点が、バッテリーを充電しなければならない点です。長時間のレイドバトルやランクマッチの途中で電源が切れてしまうのは避けたいですよね。
バッテリー選びのポイント
- イヤホン単体で何時間持つか(できれば6時間以上ほしいところ)
- 充電ケースと併用した時の最大時間
- 15分の充電で数時間使えるような「急速充電機能」があるか
ヘビーゲーマーの中には、ワイヤレスイヤホンを2つ用意して、バッテリーが切れたらローテーションして使うというツワモノもいるくらいです。自分の1日のプレイ時間を振り返って、余裕のあるバッテリー性能を選んでくださいね。
目的別おすすめの無線ゲーミングイヤホン

選び方のポイントがわかったところで、ここからは市場で高く評価されているおすすめのワイヤレスゲーミングイヤホンを、目的や予算別にご紹介していきます。あなたのプレイスタイルに一番合いそうなモデルを探してみてください。
遅延ゼロを求めるFPS向けハイエンド機
予算に妥協せず、とにかく最高の環境でライバルに勝ちたい。そんな競技志向のプロゲーマーやFPSガチ勢の方におすすめの、最高峰ハイエンドモデルです。
ASUS ROG Cetra True Wireless SpeedNova
PCゲーマーにはおなじみ、ASUSのROGブランドから発売されている、通信品質と音質に極限までこだわったモンスター級のイヤホンです。
圧倒的な低遅延とデュアルモード接続
独自の「SpeedNovaワイヤレステクノロジー」による2.4GHz接続は、有線と勘違いするレベルの超低遅延を叩き出します。さらに、2.4GHzとBluetooth 5.3の同時接続(デュアルモード)にも対応しているため、PCでゲームをしながらスマホの着信に出るといったことも可能です。
骨伝導AIノイキャンによる最強のマイク
このモデルが絶賛されている最大の理由はマイクです。TWS(完全ワイヤレス)の弱点だった集音性能を、頭骨の振動から声を拾う「骨伝導AIノイズキャンセリングマイク」で克服。キーボードのガチャガチャ音を完全に消し去り、あなたの声だけをクリアに味方へ届けてくれます。
定位の精密さと注意点
Dirac Opteo™技術により、空間の広がりや左右前後の音の定位感が抜群で、FPSでの索敵精度が跳ね上がります。ただし、デフォルトの状態では少し低音が強めに設定されているため、足音を聞き分けるには専用アプリ「Armoury Crate」でのイコライザー調整が必須かなと思います。また、充電ケースの底が丸くて机に置いたときに少し倒れやすい、という物理的なデメリットもあるので覚えておいてください。ちなみに、MMOなどで操作性をさらに向上させたい場合は、イヤホンと一緒に多ボタンのゲーミングマウスの導入を検討してみるのもおすすめですよ。
ASUS ROG Cetra True Wireless SpeedNovaの口コミや遅延
ゲーミングオーディオの最高峰を求めるなら、間違いなく筆頭候補に挙がるのがこのモデルです。実売価格は約27,000円台(※価格は時期によるあくまで一般的な目安です)と高価格帯に位置しますが、そこに投資するだけの「全部盛り」の圧倒的な機能性を備えています。
独自のSpeedNova技術による「ゼロ遅延」体験
2.4GHz接続時にASUS独自の「SpeedNovaワイヤレステクノロジー」を採用しており、口コミでも「遅延がほぼゼロ」と高く評価されています。『Dead by Daylight』のシビアなスキルチェックや、FPSでのコンマ数秒を争う撃ち合いでも、有線イヤホンと全く遜色のないパフォーマンスを発揮します。さらにBluetooth 5.3とのデュアル接続にも対応し、PCとスマホの音声をシームレスに行き来できる点も非常に優秀です。
革新的な骨伝導AIマイクテクノロジー
完全ワイヤレスの弱点を克服したマイク品質
TWS(完全ワイヤレスイヤホン)は口元からマイクが遠いため、どうしてもボイスチャットの音質が犠牲になりがちでした。しかし本機は、空気の振動ではなく頭骨の振動から直接声を拾う「骨伝導センサー」とAIノイズキャンセリングを融合させています。キーボードの激しい打鍵音や環境音を完全にシャットアウトし、自分の声だけをクリアに届けられるため、騒音下でのチームプレイにおいて絶大なアドバンテージとなります。
Dirac Opteo™とイコライザー設定のコツ
ハイレゾオーディオ(24bit/96kHz)に対応し、空間の広がりを感じさせる音作りが特徴です。デフォルトでは臨場感重視で低音が強めですが、競技用として足音や息遣いを重視する場合は、専用アプリ「Armoury Crate」で低音を少し抑えめにカスタマイズするのが勝率アップの秘訣です。
SONY INZONE Buds
ソニーが展開するゲーミングギアブランド「INZONE」のフラッグシップモデルです。約25,000円前後の価格帯で、配信者やPS5ゲーマーに絶大な人気を誇ります。
Fnaticとの共同開発が生んだ勝つための音
プロeスポーツチーム「Fnatic」と共同開発されており、FPSに特化した音響チューニングが施されています。足音や銃声のタイミング、距離感が驚くほど正確に掴めるんですよ。接続もUSBドングルによる2.4GHzに特化しており、遅延を極限まで排除しています。競技大会レベルの高い遮音性を持つ構造になっており、ゲームの世界に深く没入できるのも魅力です。
SONY INZONE Budsの口コミや音質
長時間プレイを愛するすべてのゲーマーに、自信を持っておすすめしたいのが「SONY INZONE Buds」です。ソニーのフラッグシップオーディオ技術が惜しみなく投入されており、約23,000円前後(※一般的な目安)という価格に見合う、あるいはそれ以上の「究極の没入感とスタミナ」を提供してくれます。
圧倒的な12時間連続駆動と強力なANC
最大の魅力は、イヤホン単体で最大12時間という驚異的なバッテリー寿命です。一般的なゲーミングTWSが5〜6時間程度でバッテリー切れを起こす中、このスタミナは群を抜いています。休日の長時間のMMORPGセッションや耐久配信でも、途中で充電を挟むストレスから完全に解放されます。
最高クラスのノイズキャンセリング
PCの排熱ファン音やエアコンの動作音を、ANC(アクティブノイズキャンセリング)をオンにした瞬間に無音に近いレベルまで打ち消します。余計なボリュームを上げる必要がなくなり、耳への負担を大幅に軽減できるのも大きなメリットです。
アプリ連動による自動EQ切り替えが秀逸
音質の良さはもちろんのこと、ソフトウェアエコシステムの完成度も見逃せません。PC用ソフト「INZONE Hub」を使用すると、起動しているゲームやアプリ(ブラウザでの動画視聴など)に合わせて自動でイコライザー設定が切り替わります。設定の手間を省きつつ、常に最適な音質でプレイできる利便性は、一度味わうと手放せなくなるはずです。
日常使いもできる万能ミドルレンジ機
本格的なFPSもやるし、RPGも楽しむ。通勤や通学中の音楽鑑賞にも使いたい。そんな、あらゆる用途を高いレベルでこなせる1万5,000円〜2万円強の「万能型」モデルです。
SteelSeries Arctis GameBuds
ゲーミングデバイスの老舗、SteelSeriesが満を持して投入し、非常に高い注目を集めているモデルです。
業界最長クラスのバッテリーと利便性
最大の強みは、なんといってもバッテリーの持ちです。イヤホン単体で約10時間、ケース併用で合計約40時間もの長時間プレイが可能です。Qiワイヤレス充電にも対応しており、利便性はトップクラスですよ。もちろん、2.4GHzドングルとBluetoothの切り替えにも対応しています。
100以上のゲーム別EQプリセット
Arctisシリーズらしいクリアな中高音で、定位感も抜群。専用アプリには「モンスターハンターワイルズ」や各種FPSなど、ゲームタイトルごとに最適な音質に一瞬で切り替えられるプリセットが大量に入っています。スマホアプリから簡単に設定できるので、PCを持たないSwitchやPS5ユーザーにもすごく扱いやすいです。
懸念事項:マイク音質とANCには期待しすぎないこと
素晴らしい製品ですが、ユーザーレビューを見ると「アクティブノイズキャンセリング(ANC)の効果があまり感じられない」という声が散見されます。また、マイクの音質についての評価が厳しく、「水の中にいるような声になる」と言われることもあるようです。ボイスチャットの品質を最優先する方には、少し注意が必要かもしれません。
SteelSeries Arctis GameBudsの口コミと装着感
「どれを買えばいいか迷ったらコレ」と断言できるほど、総合的な完成度が高いのが本機です。実売21,000円前後(※目安)のミドルハイクラスにおいて、「最も後悔しない総合優勝モデル」と多くのレビュアーから絶賛されています。
疲労感ゼロを追求した人間工学デザイン
完全ワイヤレスイヤホンに乗り換える最大の理由は「快適性」ですが、このモデルは「小さい・軽い・疲れない」を徹底的に追求しています。数時間の連続プレイでも耳への圧迫感が極めて少なく、重いヘッドセットによる首や肩の蓄積疲労からプレイヤーを完全に解放してくれます。
勝率に直結する「100種類以上のプロ監修EQ」
初心者でも一瞬で「プロの音環境」を構築
専用スマホアプリ内に、『Apex Legends』『Valorant』『Call of Duty』など、100種類を超える主要ゲームタイトル別の特化プリセットが標準搭載されています。複雑な周波数帯域をいじる必要はなく、「プレイするゲームを選んで1タップするだけ」で、足音や銃声が劇的に聞き取りやすくなります。音響設定に不慣れな初心者にとって、これ以上ない強力な武器となります。
2.4GHzの専用ドングル通信による遅延のなさも「本当にワイヤレスか疑うレベル」と口コミで高く評価されており、競技FPSプレイヤーのメイン機として文句なしの実力を誇ります。
final VR3000 Wireless
日本の音響ブランドfinalが手掛けた、空間オーディオと定位感に特化したモデルです。(※有線のVR3000とは別の商品なので注意してくださいね)
有線並みの定位感と20ms以下の超低遅延
付属のドングルを使うことで20ms以下という超低遅延を実現。自社開発のドライバーにより、ゲーム空間の上下左右の音がどこから鳴っているのか、驚くほど正確に描写してくれます。イヤーピースの質も高く、装着感は抜群です。
ただ、少し妥協点もあります。最大のネックは「USBドングルを充電ケースの中に収納できない」こと。持ち運ぶときに紛失しないよう気をつける必要があります。音質がやや低音寄りなので、ガチのFPSよりは、没入感重視のRPGやバトロワに向いているかなと思います。
final VR3000 Wirelessの口コミや定位感
国内の老舗オーディオブランドである「final」が手掛ける本機は、音そのものの質と空間表現(定位感)に徹底的にこだわりたい層から熱烈な支持を集めています。実売価格は12,000円〜15,000円台(※目安)と、手が届きやすいミドルクラスに位置しています。
有線モデル譲りの「正確無比な定位感」
ゲーミングイヤホンにありがちな「ドスドス響く不自然な低音」ではなく、基礎的な解像度とフラットな音響設計に全振りをしています。ゲーム内のどこから足音が鳴っているのか、銃声の距離感はどれくらいかといった空間認識能力を最大限に引き出してくれるのが特徴です。
素の音質で勝負する硬派な設計
専用のカスタマイズアプリなどは用意されていませんが、それは「ハードウェアの基礎ポテンシャルだけで十分な没入感を提供できる」という自信の表れでもあります。2.4GHzドングルによる超低遅延接続も完備しており、音楽鑑賞とゲームプレイを高い次元で両立させたいユーザーに最適です。
安い価格帯で買える高コスパ入門モデル
「ワイヤレスのゲーミングイヤホンを試してみたいけど、いきなり2万円は出せない」「予算1万円前後で、遅延なく遊べるものが欲しい」というカジュアルゲーマー向けのモデルです。
Anker Soundcore VR P10
モバイルバッテリーなどで有名なAnkerが展開するゲーミングイヤホンです。セール時なら1万円台前半で買える、圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。
安くてもしっかりドングル接続対応
この価格帯でありながら、30msの超低遅延を実現する2.4GHz USB-Cドングルが付属しています。「Made for Meta」の認定を受けており、Meta QuestなどのVR機器はもちろん、PS5やSwitch、PCでも問題なく使えます。初めてのゲーミングイヤホンとして、これ以上ないくらいバランスの取れた選択肢ですよ。
ただ、ハイエンド機に比べると、FPS特有の鋭い定位感という点では少しだけ譲る部分があります。また、ドングルとBluetoothの同時接続機能については、環境によって挙動が少し不安定になるという声もあるので、基本はドングルメインで使うのが良さそうです。
Anker Soundcore VR P10の口コミと遅延
コストパフォーマンスと実用性のバランスを極限まで高めたのが、Ankerの「Soundcore VR P10」です。通常価格は約15,000円ですが、販売終息となっていて新品が入手しづらくなってきています。新品を入手したい方は楽天市場から検索してみてください。
次世代コーデック「LC3」による30msの超低遅延
付属のUSB-Cドングルを使用することで、業界最高水準である30ms(0.03秒)という極限の低遅延を実現しています。これはハイエンドイヤホンをも凌駕する数値であり、動画編集のシビアなカット作業すら有線感覚で行えるほどの応答性を誇ります。口コミでも「音ズレを全く感じない」と絶賛されています。
VRユーザーやスマホゲーマー必携のパススルー充電
ドングルを挿したままデバイスを充電可能
スマホやVRゴーグルでドングルを使用すると、本体の充電ポートが塞がってしまうという悩みがつきものでした。しかし、本機のドングルにはパススルー充電対応のUSB Type-Cポートが備わっており、デバイス本体を充電しながら遅延ゼロのゲームプレイを無制限に継続できます。
音質面も、過剰な低音を避けた「繊細で解像感の高いサウンド」にチューニングされており、左右の音場が広いため、戦況を俯瞰的に把握するFPSタイトルにも適しています。耳にスッと収まるスティック型の形状も、安定した装着感を生み出しています。
1万円以下のBluetoothゲームモード搭載機
ドングルは使わず、Bluetooth接続のまま遅延を抑える「ゲームモード」を搭載した低価格帯のモデルもあります。スマホのカジュアルなゲームや、RPGをメインに遊ぶ方なら十分選択肢に入ります。
例えば、LTL Relationの「LUCILLA TWS012PLUS」やROYALMONSTERの「TWS-SP06」といった製品は、1万円以下で45ms〜65ms程度の低遅延モードを備えたモデルが出ています。軽量設計で耳への負担も少なく、日常使いのイヤホンをゲームにも少し流用したい、という方にはぴったりですね。
LTL Relation LUCILLA TWS012PLUSの口コミや価格
「まずはゲーミングワイヤレスを試してみたい」という方に圧倒的におすすめなのが、こちらのモデルです。5,000円でお釣りがくる(※実売価格の目安)というエントリークラスでありながら、トレンドの機能をこれでもかと詰め込んだ「価格破壊モデル」です。
5,000円以下でANC搭載という衝撃
| 主要機能 | 特徴と評価 |
|---|---|
| ノイズキャンセリング | この価格帯でANC(アクティブノイズキャンセリング)と外音取り込み機能を搭載。没入感をしっかり高めてくれます。 |
| 装着感のカスタマイズ | 「XSサイズ」のイヤーピースを標準同梱。耳が小さな方や女性ユーザーでもしっかりフィットし、快適な装着感を維持できます。 |
| バッテリー性能 | イヤホン単体で6.5時間、ケース併用で最大32時間と、日常使いには十分すぎるスタミナを確保。 |
カジュアルゲーマーに最適な65msの低遅延モード
FPS・TPSでの本格使用には注意が必要
専用ドングルを持たず、Bluetooth 5.3ベースのソフトウェア処理による「65msゲーミングモード」で遅延を軽減しています。RPGやカジュアルなアクションゲーム、動画視聴であれば全く問題なく快適に楽しめますが、コンマ数秒が勝敗を分ける競技FPS用途では、微細なラグを感じる可能性があります。プレイするタイトルに合わせて選択してください。
ROYALMONSTER TWS-SP06の口コミと遅延
とにかく初期投資を抑えたい学生プレイヤーや、スマホでのカジュアルゲームがメインのユーザーに向けた超エントリーモデルです。実売価格は3,500円〜6,000円台(※目安)で展開されており、手軽にワイヤレスの利便性を享受できます。
スマホゲームや動画視聴のファーストチョイス
Bluetooth 5.3に対応し「超低遅延接続」を謳っています。配線の煩わしさから解放されるメリットは大きく、通勤・通学中のスマホゲームプレイや、ベッドに寝転がりながらの動画視聴において、非常に手軽で便利な選択肢となります。
競技レベルでの使用における限界と割り切り
こちらもLTLモデルと同様に、USB専用ドングルを搭載していないため、Bluetooth接続特有の物理的な通信帯域の制約を受けます。口コミ等でも日常使いとしてのコスパは評価されていますが、音の定位感(足音の方向や距離の把握)や、絶対的な遅延のなさが求められるハードコアなPCゲーム環境においては、実力不足を感じる場面が出てくるでしょう。
選び方の結論
「遊びたいゲームのガチ度」が選定の基準です。エンジョイ勢やスマホメインならこの価格帯でも十分に満足できますが、PCでApexやValorantなどで「勝ち」にこだわるのであれば、予算を上げてでもドングル付きのミドル〜ハイエンドモデル(Anker、SteelSeriesなど)を選ぶのが、結果的に一番後悔しない買い物になります。
有線イヤホンや一般向けモデルとの違い
ここまで無線のモデルを紹介してきましたが、「やっぱり有線の方がいいのかな?」「普通の高音質イヤホンじゃダメなの?」と悩んでいる方もいるかもしれません。それぞれのメリット・デメリットを整理しておきましょう。
| 接続方式の分類 | 代表的な製品例 | メリット(強み) | デメリット(弱点) |
|---|---|---|---|
| 2.4GHzドングル内蔵 無線イヤホン | ROG Cetra, Arctis GameBuds等 | 超低遅延、高音質マイク通信の両立、ケーブルレスの圧倒的自由 | 価格が比較的高め、ドングルの紛失リスク、バッテリー充電が必要 |
| Bluetooth専用 無線イヤホン(ゲームモード) | ROYALMONSTER, 低価格帯モデル等 | 安価で手に入れやすい、スマホとの親和性が高い、手軽に使える | FPS等では遅延が気になる場合がある、マイク使用時にゲーム音が劣化する |
| 有線ゲーミングイヤホン | KZ Axas, SENNHEISER IE 100 PRO等 | 完全な遅延ゼロ、バッテリー充電が不要、価格に対する音質のコスパが最強 | ケーブルが物理的に邪魔になる、断線のリスクがある、スマホに端子がない場合がある |
KZ AxasやIE 100 PROのような有線イヤホンは、バッテリーを気にする必要がなく、遅延も物理的に「ゼロ」です。ケーブルの煩わしさを許容できるなら、競技シーンでは未だに最強の選択肢の一つです。
一方で、NUARL mini3のような音楽鑑賞向けの一般ワイヤレスイヤホンは、音は素晴らしいのですが、ドングルがないため遅延が大きく、マイクを使うと音が劣化してしまいます。アクションゲームやボイスチャットを多用する方には、やはりゲーミング専用機をおすすめしますよ。
おすすめの無線ゲーミングイヤホンまとめ
いかがだったでしょうか。ゲーミングイヤホンの無線でおすすめのモデルと、失敗しないための選び方について詳しく解説してきました。
ワイヤレスイヤホンは、かつての「遅延があってゲームには使えない」という時代を完全に抜け出し、現在は2.4GHzドングルによる有線レベルの低遅延と、クリアなマイク性能を両立する素晴らしいデバイスへと進化しています。

最後にもう一度、選び方の復習です
- FPSで絶対に勝ちたいなら、遅延と定位に全振りした「ドングル接続のハイエンド機」
- PS5やSwitch、スマホなど色々なデバイスで快適に遊びたいなら「マルチ対応のミドルレンジ機」
- 予算を抑えつつワイヤレスの身軽さを体験したいなら「ドングル付きの高コスパ機」
自分のプレイスタイルやよく遊ぶゲームジャンルに合わせて選べば、ケーブルの煩わしさから解放され、より深くゲームの世界に没頭できるはずです。この記事が、あなたにとって最高のゲーミング環境を作る手助けになれば嬉しいです。
なお、本記事で紹介した価格やバッテリー駆動時間などの数値データは、あくまで一般的な目安となります。購入時期や使用環境によって変動する可能性がありますので、正確な最新情報は必ず各メーカーの公式サイトをご確認ください。また、長時間のイヤホン使用による耳の健康など、最終的な判断や不安がある場合は、医師などの専門家にご相談されることをおすすめします。
それでは、これからも快適なゲーミングライフを楽しんでいきましょう!